
ART AT YOUR PACE.
アートワークが街を活性化し、人々の身近にある。
日本においてそういった環境を創りたいという思いがnorm.のミッションの一つです。
hotel norm.は周期的に館内のアートを入れ替えておりアーティストには作品発表・作品販売の場を宿泊者にはアートのある空間、そこで過ごす暮らしをそれぞれ提供することでミッションの実現を目指しています。
MARK ANTHONY VASSALLO
展示期間
=2025年5月27日 ~ 11月27日


Mark Anthony Vassallo
1971年ロンドン生まれ。イギリスで美術を学び、1992年にセントラル・セント・マーチンズを卒業後、日本に移住し、以来日本を拠点に活動しています。1999年、ウィンブルドン美術学校で初めて粘土に触れ、2008年に最初の窯を設置。2016年には、下田・白浜の海を望む陶芸アトリエを構えました。陶芸とファインアート写真を軸に制作を続けるマーク・ヴァサロの作品は、時間、素材、そして静かな観察の積み重ねから生まれます。これまでロンドンのコーン&ウルフ・アワード、清里フォトアートミュージアム・ヤングポートフォリオ賞、ニューヨークADC賞功労賞など、国内外で高い評価を受けてきました。
陶芸作品においては、ろくろを使って一つひとつ手作業で成形し、乾燥、釉薬掛け、焼成までの全工程を自身で行っています。制作の各段階で生まれるわずかな変化が、作品に唯一無二の表情と質感を与えます。土や炎との対話の中で偶然が導く形や質感を大切にし、手間と時間をかけて生まれる作品には、静けさと自然な美しさが宿っています。
写真作品では、ひとつの花と何日も向き合い、刻一刻と変わる表情やディテールを丁寧に記録します。数百枚に及ぶ写真から最終的に一枚を選び、自宅の壁に飾り、数ヶ月にわたって毎日眺めることで、その花の本質的な美しさと向き合います。時間の経過とともに、写真はより美しく、より親密に感じられるようになり、そうした写真だけが作品集として選ばれます。
《Platinum》シリーズでは、19世紀から伝わるプラチナ・プリント技法を用いて制作しています。この技法は500年以上の保存性を誇り、「時間を永遠に」閉じ込めるとも言われます。印画紙から露光機まで、すべての工程を自身の手で行い、現代では稀少となったこの手法でしか生まれない、豊かな階調、彫刻的な立体感、そして深みのある黒が特徴です。銀塩プリントとは異なる、静謐で深遠な世界がそこには広がっています。














